『映画 刀剣乱舞』勢いで見てきたので感想
鶯丸の女になりてぇ~~~~~~~~~~~~!!!!!
20日、仕事終わりに見てきた。早番でよかった。仕事後でよかった。もし遅番で、その前に見に行ってたら興奮で仕事どころじゃねえ。見終わった後、友人と3時間半くらい電話してしまった。ちなみに私、一人で映画館に行くの初めてだかんね。ガチだぞ。よく行ったと思うわ。もう一回見に行くと思う。グッズはほぼ売り切れだった。パンフもなかった。パンフはほしい・・・再入荷よろしく・・・
以下ネタバレにつき反転
しばらくしたら反転やめます。
(1/25追記 公開から一週間経ったので反転解除しました)
全体的な感想
・映画を見るのが苦手で、歴史物もそこまで興味ない私が、楽しくダレずに見ることができたという時点で、個人的にとてもポイントが高い。小林靖子って全く知らなかったのだけど、広げたものを綺麗にまとめるのがうまい印象を受けた。『灼眼のシャナ』のライターなのね。知らなかった。
・本能寺の変のシーンから始まる最初からクライマックス的展開。でもここから始めないと、約100分という短い時間に収められないね。
・刀剣乱舞というゲーム作品の都合上、刀剣男士ありきのストーリーになりやすいところが、意外とそうでもないのが良かった。信長の話でもあり、秀吉の話でもあり。刀剣男士の元主について抱いている思いや葛藤を描くのではなく、まず最初に、信長が実は安土城で自害していたという話があって、そこに刀剣男士が関わってきているような作り。
・時間遡行群の出来が良すぎる。消え方もすごい。画面から浮いてない。むしろ刀剣男士のが浮いている。
・審神者と刀剣男士の信頼関係の強さをひしひしと感じられるシーンが多かった。会えずとも主の命に従う。三日月は近侍だから当たり前だけど、山姥切や鶯丸からとくに感じられた。とても良い主だったんだろうなあと思わせる。新しい幼女審神者とも良い関係を築いてほしい。
・物が語るから物語。三日月を持つ秀吉を見て、そういうことかと気づかされる。このシーンの秀吉が大変良い。八嶋智人うまい・・・。
・無銘(無名?)が刀剣男士だったというサプライズ。ゲームにも出てくるだろうか。もともとニトロが考えていたキャラクターなのか、映画側から持ちかけたのか、わからないけれど、初出が映画というのも個人的にはアリ。
・最後に他の刀剣男士たちが出てきたのは良いサプライズ。刀ステファンの人は嬉しかったのでは。私の初期刀歌仙もいたよ!幼女審神者お披露目した時の博多の反応がめっちゃ可愛かった。あと左文字は後ろにいても目立つ。
・残念だったとまではいかないが、少し気になったのは、最後大太刀を追いかけて飛び降りてくる三日月のワイヤーアクション感と、薬研、骨喰、鶯丸の衣装の安っぽさかな。
キャラクターについて
とにかく土足が嫌いな三日月宗近
2.5次元として非常にクオリティが高い。すっごい主人公だった・・・ヒーローだった・・・もうそれしか言えない。本物の三日月宗近だった。座り姿も立ち姿も殺陣も何もかも三日月宗近だった。撃たれてボロボロにやられても膝をつかない。どんな時も自分のペースを崩さない。強く美しい。そして土足で踏み散らかすやつは嫌い。何回土足注意した?3回くらい?
初期刀感山姥切国広
一番最初に、本当にゲームから出てきたみたいだと思ったのは山姥切だった。すごく良かった。(みんな良かったけど)全体的に落ち着いていて、この本丸では古参だろうなあという感じ。あえて言うけど、うつむき気味の顔が綺麗。綺麗とか言うなと言われても言う。顔が綺麗。あまり目立ってはいなかったけど、卑屈でないし、きちんと命じられたことをこなそうとする姿が良かった。布ひらひらカワイイ。衣装の若干小汚い感じも良かった。
やはり映画でもお前のような短刀がいるか薬研藤四郎
おみ足が本物すぎる。抜刀した時の足を広げて立っている姿、シルエットが完璧すぎる。ゲームと全く同じだった。病的とも言える肌の白さも同じだった。最後に秀吉が拾った刀、薬研だと思うのだけど、この映画の薬研は記憶が抜け落ちていて、それは安土で信長と一緒に燃えていたから。本能寺ではなかった。本当は安土なのに周りから言われて当たり前のように本能寺で燃えたと思い込んでいたのかな。何気に多少は医療の心得があるという設定が活かされていたのが良い。(河原のシーン)
たとえ撃たれても俺の刃は防げない!へし切長谷部
終始いつ血管ブチ切れてもおかしくなさそうなところがとても良かった。常に眉間にしわを寄せて、上から睨んでいるような顔つきも。予告編で撃たれていたことが話題になっていたけど、まあ、撃たれても動くよね。長谷部だもん、というか、刀剣男士だもん。撃たれたぐらいじゃ何ともないとは言えないけど、刀剣破壊まではいかないだろうよ。その撃たれても戦い続けている姿が大変良かった。本当に撃たれて負傷しているみたいな動きがうまい。「圧し切る!」かっこよかった。
長谷部のことめっちゃ気に入ってそうな日本号
キャラクターとして非常に良いし、俳優さんがあのけだるそうな独特な雰囲気を出すのがうまい。くだけすぎていなくて丁度いい。わざとらしくなくてリアル。この映画のムードメーカーでありながら、三日月と鶯丸の内緒話を聞いてしまうというおいしい役回り。唯一の槍なのでほかの面々と違って動きがダイナミックでかっこよかった。長谷部のことお気に入りなのか、面白がってるだけなのかわからないけれども、ゲームの回想のようなギスギス感はなかった。
よくわかんないけど俺、骨喰藤四郎
記憶がないというのが活かされている。顕現したばかりという設定なので、ちょっと不安げにも見えて、それが可愛らしい。記憶がないながらも昔なじみであると語る三日月の言うこときいて動いたのが、素直で、健気で、それでいて時にはあのような選択をしなければならないことを受け入れたという戦うものとしてのらしさも同時に感じ、良い。骨喰的にはよくわかんないけどとりあえずやるわ・・・って感じだったもかもしれないけど。骨喰はまず疑うよりも信頼するのだなあ。
そろそろ修行に行きそうな不動行光
とにかく序盤の森蘭丸のシーンが良すぎて・・・。私が不動だったらあんなん泣くわ。甘酒の量はハンパないが、わりと穏やかな描かれ方をしていて、こりゃそろそろ修行行くなっていう感じ。不動は信長が本能寺からは生き延びたことを知っていそうな雰囲気もあったなあ。蘭丸の一連のシーンと、お留守番と言われてもあの態度なところに、自信の強さと主への信頼の強さを見た。自分のこと「ダメ刀」とは、もう言っていなさそう。
命が惜しいなら引け!引かないなら殺す!鶯丸
一言も「大包平」と言わない鶯丸を見られるのは映画だけ!!!!!全体的に大変に雅で私の中の歌仙兼定が疼く。姿勢がいい。顔がいい。全てがいい。三日月と共にこの本丸の大人的な役割で、不動に甘酒を控えろと咎める姿もとてもお兄さんだったし、この鶯丸絶対レベル99だってくらい経験値やばそうだった。鶯丸ってもっと周りのことに興味なさそうで浮世離れ感がすごいイメージだったんだけど、映画に影響されてイメージ変わった。お留守番役が似合うね。ゲームで「命が惜しいなら引け!」と言って斬りかかることにつっこんでいたけど、こういう使われ方なら意味がよくわかる。「引かないなら斬るがよろしいか」ということだったんだ。(今更)
好きなシーン(だいたい時系列)
・日本号の「このお兄さん怖いぜ〜?」
・森蘭丸の「この不動行光にかけて」
・御前を騒がせると言って襖を徐々に閉めていく三日月
・ひとりカステラをおいしそうに食べる鶯丸
・主に会えないことに切れて主ガチ勢の片鱗をチラ見せしてくる長谷部
・三日月と審神者のやりとり全部
・長谷部驚異の機動で秀吉困惑(語弊)
・三日月の「できませぬ」というか信長との会話全部
・わっしょいわっしょいで三日月を掲げる秀吉
・薬研に声をかけて自害する信長
・薬研と思われる刀を大事そうに拾う秀吉
・幼女審神者にみんなが頭を下げるところ(私の性的嗜好に響く)
なぜ鶯丸の女になりたいか
映画泥棒!!!!!との!コラボ!!!・・・・羽交い絞め・・・うぐ・・・うま・・・・・・(文章はここで途切れている)
映画泥棒すると鶯丸が羽交い絞めしてくれるとか完全にご褒美でワロタ~~~~
もともと鶯丸の女やってた人大丈夫?破棄力高すぎなかった?マジで。24日までは見られるから鶯丸推しは今すぐ見に行って。早く見て。絶対に見て。推しじゃなくても見て。羽交い絞め。死ぬから。茶畑という沼に落ちて死ぬ。「刀剣乱舞、開始します」も聞けるから。本編でも殺陣が華麗すぎて死ぬよ。鶯丸推しは二度死ぬ。でも鶯丸の殺陣は終盤のほうで、終盤ともなると冷静ではいられなくてほとんど記憶ない。もう一回見たい。
------ネタバレここまで------
本当にもう一回見に行くかわからないけど見たらまた付け足すと思う。とりあえずファーストインプレッションということで。
パンフもだけど、シナリオブックもほしいなあ。
22.1.2019
25.1.2019 反転解除